11月3日に行われたエアマスター後楽園(36歳〜49歳の部)で優勝した 小川貴史(たかふみ)さん 生田在住 川崎新田ジム所属 39歳
努力は裏切らない
○…「嬉しいというより、ホッとした。ようやく結果が出せた」。今月3日に後楽園ホールで開かれたエアボクシングの大会で頂点に立った。この競技は相手にパンチを当てずに攻防技術を競い合う。試合は1ラウンド1分30秒、2ラウンド制。リングを使って1対1で向き合って対戦する。勝敗の鍵を握るのはスピードに加え、スタミナだ。この日は4試合戦った。絶えず足を使って動いて、頭も上下に動かし続けた。
○…「スタミナには自信がある」。とにかく体を動かすのが好きだ。中学生、高校生の時は野球に打ち込んできた。大学に入ると一転、「天候に左右されずいつでも体を動かしたい」と体育会系のバドミントン部に入部。社会人になってからは山岳マラソンにも挑戦した。33歳の時、もともと見ることが好きだったボクシングのジムが近所にあること知り、一念発起して通い始めた。「やりだすとどうしてものめり込んでしまうから」と笑顔をのぞかせた。
○…「努力は裏切らない」。こんな言葉を大切している。3年前、自転車に乗っていてバイクとの衝突事故に巻き込まれた。一時は生死の境をさまようほどの大けが。首や足を骨折し、3回もの手術を受けた。「ジムの仲間が見舞いに来てくれて、元の体に戻りたいという気持ちが強くなった」。厳しいリハビリを乗り越え、激しい運動ができるまでに回復した。
○…普段の顔は半導体関係の企業に勤めるサラリーマン。妻との2人暮らし。毎週5回、会社帰りにジムに寄っては必ず2時間練習に打ち込む。休みの日には録画した名勝負を観るのが楽しみというほどのボクシング漬けの生活だ。「妻はもうあきらめている様子。無関心になっている」。今回の賞状とベルトはタンスの上に目立たないようにそっと置いているという。果たして妻の関心は向けられるのか。「今回の結果をきっかけにあと2、3回は優勝したい」
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