「伝承守る人々」克明に記録 アートセンターで上映会
宮前区土橋在住の小倉美恵子さんがプロデューサーを務めた記録映画「うつし世の静寂に」の上映会が7月30日、川崎市アートセンター(麻生区万福寺6の7の1)で開催される。主催は柿生郷土史料館(麻生区上麻生6の40の1市立柿生中学校内)。
同作品は川崎市北部に今なお残る風習を記録したドキュメンタリー。人々が円座して数珠を繰りまわす「念仏講」やお地蔵様を背負って家々を歩く「巡り地蔵」など、古くから受け継がれてきた伝承とそれを守る人々の姿を、美しい谷戸の風景とともに映し出す。文化庁映画賞を受賞した「オオカミの護符」の由井英監督と小倉美恵子さん((株)ささらプロダクション)が手がける第2弾。
柿生郷土史料館の運営を行う支援委員会は郷土の歴史をテーマにカルチャーセミナーを行っている。通常は史料館内で座学を行っているが、郷土の伝承を克明に記録した大作を多くの人と鑑賞したいと今回の上映会実施に至った。
入場料は大人300円、中学生以下100円。開演は午後6時(開場は30分前)。映画上映のほか、制作者による講演が行われる。事前申し込みは不要。希望者は直接会場へ。
(株)ささらプロダクションでは同作品のDVD・書籍販売を行っている。詳細は電話(【電話】044・982・7233)かEメール(dvd@sasala-pro.com)で問い合わせを。
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3月29日