公示地価 多摩区 上昇へ転換 都心に近い優位性
国土交通省は21日、2013年1月1日時点の公示地価を発表し、多摩区は住宅地、商業地とも上昇に転じた。区内の住宅地35点の中で最も変動率が高かったのは宿河原6丁目地点で2・5%上昇した。
川崎市の住宅地では麻生区を除く多摩区や中原区など6区で上昇に転じた。県政策局の資料よると、県内の住宅地の地価で上昇・横ばいを示した地点の割合は、前年の10・2%から58・4%に大幅に上昇した。都心に近い地域や駅から徒歩圏の地点が上昇を示した。
特に住宅地では中原区の上昇が顕著となった。市内で最も高い2・6%の上昇で、再開発が進む武蔵小杉
駅徒歩圏では9・1%も上昇する地点があった。商業地でも中原区と幸区の6地点が全国トップ10にランクインした。
多摩区をみると、住宅地は前年のマイナス0・1%のから0・8%の上昇に転じた。登戸や宿河原、布田の地点では上昇率が2%を上回った一方、生田や菅仙谷や長沢の一部の地点で下落を示した。商業地は登戸で1・2%の上昇を示したものの、菅や西生田、生田、中野島は横ばいだった。
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3月29日