夏まつり 被災地親子が物産を販売 「東北のものを食べて」
東日本大震災の被災地、岩手県山田町の下村クニ子さんと朱美さん親子が20日に開かれた民家園通り商店会夏まつりに参加し、地元の物産品を販売した。買い物客らと交流を楽しみ、市内のNPOのメンバーらと復興支援を呼びかけた。
山田町は陸中海岸の中央に位置し、漁場資源に恵まれた漁業の町として発展してきた。東日本大震災では死者と行方不明者を合わせて800人以上という甚大な被害を受けた。さらに追い討ちをかけるように緊急雇用創出事業を巡る金銭トラブルが発覚。山田町が委託先のNPOに対し、事業費を目的外に流用したとして約5億200万円の賠償を求めている。こうした事態のなか、失業に苦しむ被災者が少なくないという。
夏まつりで下村さん親子が販売したのは山田町や周辺にある野田村の特産品。仮設住宅に住む被災者が作った手芸品や工芸品、地元で有名なかりんとう、特産の「のだ塩」を使った商品などを並べた。会場の中心に設けられた販売ブースは来場者で賑わい、下村さん親子と会話を弾ませていた。
「被災地の商品だとわかって買っていただく人も多かった。川崎のNPOも支援してくれ、川崎の市民には感謝している」と朱美さん。一方で「風評被害で地元の海産物や農産物が売れない。震災前のように東北のものを食べてほしい」とも訴えていた。
売上げは生産者に還元するという。
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4月19日