特別教室使って体験講座 NPOが中野島小で試行
放課後の音楽室や工作室を地域交流の場として活用しようと、区内に拠点を置くNPO法人が12月8日、中野島小学校で体験講座を中心としたイベントを開く。運動場や体育館といったスポーツ施設の開放が進む一方で、特別教室の活用法を見出そうという。
イベントを主催するのは、「NPO法人かわさき創造プロジェクト」。メンバーは60代、70代を中心に現在65人。06年にNPO法人を取得し、シニア世代の社会参加を目的として活動に取り組んでいる。これまでに小学生やシニア向けのパソコン教室、趣味のサロン活動、シニア向けの講演会などを実施した。
こうした実績を踏まえ、学校施設有効活用のモデル事業として川崎市教育委員会が同NPOに講座の開催を委託した。運動場や体育館などのスポーツ施設では各団体が利用するケースがあるが、特別教室を活用するのは初めてという。
今回のイベントでは午前の部を一般向けとし、午後の部を親子向けに講座を企画。午前の部では▼パソコンでチラシづくり体験講座(各自ノートPC持参)▼やさしい切り絵づくり体験講座▼コーラスをはじめよう▼グライダーを作って飛ばそう▼変わりこまを作って重心を知ろう▼マイスタンプを作って年賀状に押そう▼体験ヨガ――の講座がある。午後の部では▼中野島を知るミニ郷土史講座▼クリスマスクッキーを作ろう▼むかし遊びをやってみよう――の講座がある。
同NPOの代表理事、大下勝巳さんは「特別教室を利用することで講座の幅が広がり、より生活に密着した内容になる。子どもたちの教育に支障がない範囲で、地域コミュニティの場として活用していきたい」と話している。
会場は同校特別教室棟。午前の部は午前10時から正午まで(受付9時45分)。午後の部は午後1時から4時まで(受付0時45分)。参加費は無料。各自上履きを持参すること。12月と来年1月にも講座開催を企画している。問い合わせは同NPOの大下さん(【携帯電話】080・5062・7420)。
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3月29日