まちゼミ発案者が講座 登栄会の店主ら耳傾ける
商店主が専門的な知識や技術を無料で伝授――。区役所通り登栄会商店街(安陪修司理事長)が「まちゼミ」と呼ばれる地域活性化に取り組もうと準備を進めている。大型店やインターネット販売といった競合がひしめく中、「人」に焦点を当てて商店街の魅力を発信しようという。
「とにかくお客さんに楽しんでもらうこと。喜んでもらうことが大切。決して販売してはいけない」
18日、多摩区役所で開かれた講座には同商店街の店主らが熱心に耳を傾けていた。講師として登壇したのは、まちゼミの発案者で「岡崎まちゼミの会」代表の松井洋一郎さん。
まちゼミは02年に岡崎市の商店街で始まり、松井さんが指南役となって全国的に広がった。商店主が市民向けに無料講座を開き、コミュニケーションの場をつくるのが基本。講座中は商品の販売や勧誘はせず、講座や交流を楽しむことに徹しなければならない。信頼関係を築く中で各店の顧客数アップにつなげるのが狙いという。
講座で松井さんは「大型店やネットができないことがまちゼミではできる。店の人の魅力や人柄は差別化することができ、それこそが個店が勝てるもの」と店主らに訴えた。
同商店街では来年1月にまちゼミを開催する計画。安陪理事長は「日夜商売の研究をしているが、講座を聞いて目覚めたことも多い。お客さんとの会話やつながりが大切なことを改めて認識した」と話した。
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4月19日