明治大学平和教育登戸研究所資料館で第5回企画展「紙と戦争〜登戸研究所と風船爆弾・偽札〜」が19日から始まった。22日には、山田朗館長による展示解説が行われ、来場者が説明に耳を傾けた。
同企画展は風船爆弾や偽札など紙を使った兵器に焦点をあて、当時の和紙・洋紙製造技術がどのように爆弾製造や偽札製造に利用されたのかを、当時の貴重な現物展示や写真とともに紹介している。
登戸研究所は戦前に旧日本陸軍が開設し、秘密戦の中核を担っていた施設。跡地の一部を購入した明治大学が2010年に資料館として開設した。
展示解説に参加した福田弘行さん(74)は「自分の目で実物を見ることで、戦争を事実として受け止め、歴史を見つめ直すきっかけになった」と話していた。
企画展は来年3月21日まで。入館料無料。問い合わせは同館(【電話】044・934・7993)。
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