あじさいの名所として知られる多摩区長尾の妙楽寺が大輪で彩られ、見物客の目を楽しませている。あさって6月21日には「長尾の里あじさいまつり」が開かれる。露店や各種の催しが並び、毎年多くの見物客で賑わう。
妙楽寺は、中世初期に存在し、『吾妻鏡(あずまかがみ)』に登場する源家累代の祈祷所であった威光寺との関係が深い。
今は境内に28種約1000株のあじさいが植えられ、「長尾の里あじさい寺」の名で多くの市民にも親しまれている。あじさいが見ごろを迎えるこの時期は県外・市外から訪れる見物客も多い。先週末は見物客が数多く訪れ、ベストショットを狙おうとカメラやスマートフォンを手に境内各所でレンズを向けていた。
例年の見ごろは6月末まで。同寺は「いつもより1週間ほど早く咲き始めた」といい、例年より見頃が早まりそうだ。
寺の周辺もあじさいが植えられ、長尾の里あじさい保存会の鈴木恕会長は「長尾のあじさいは皆さんの奉仕で成り立っている。保存に取り組むことで街の緑や環境を守るきっかけにもなった。若い世代にもこの活動を引き継いでいきたい」と話す。
あさって21日の「あじさいまつり」は午前10時から午後3時まで。主催は長尾の里あじさいまつり実行委員会(井田肇会長)。野菜や菓子類、花の寄せ植えの販売、焼きそば模擬店、野点、生花の展示などがある。鉢植えの無料配布がある(午前11〜/午後1時30分〜)。小雨決行。
実行委の井田肇会長は「少しでも緑を多くしたいと、地元をあげてあじさいを植えてきた。伝統ある寺を盛り上げていきたい」と話している。
妙楽寺(長尾3の9の3)へのアクセスはコミュニティバスあじさい号(下記に詳細)で直行のほか、「切通し上」バス停から徒歩10分、「長尾」バス停から徒歩10分、宿河原駅から徒歩20分。
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