水源の重要性を感じてもらおうと、「かわさきの安全でおいしい水道水を守る会」が7月15日(水)、「神奈川の水資源開発の原点を訪ねる旅」と題した見学会を開催する。現在、参加者を募集している。
同会は、15年度末に廃止される生田浄水場の存続活動に取り組んでいる市民グループ。川崎市が06年に発表し、生田浄水場の廃止や同浄水場周辺に点在するさく井の運用停止などを盛り込んだ「水道事業の再構築計画」対し、「遠くの水にしか頼れない都市でいいのか。川崎市の自己水源を守る必要がある」などと訴えてきた。
今回の見学会で巡るのは谷ヶ原浄水場や津久井湖城山ダム、相模湖相模ダム、城山発電所など。かつて生田浄水場でも行われていた「緩速ろ過」という浄水方法の見学や水問題専門家による「相模川の開発と水道事業」の講演がある。神奈川の水資源開発の主要な施設を巡り、参加者とともに水行政の問題点や課題について考える。
同会代表の町井弘明さんは「水源を自分の目で確認して、先人たちの努力や、その大切さを実感してほしい。川崎の自己水源も守らなくてはということを感じてもらえれば」と話している。
集合は登戸駅に午前8時30分。マイクロバスで見学地を巡り、解散は午後5時30分頃を予定。参加費は3500円。定員は申し込み順に先着21人。当日の弁当や飲み物は各自が持参すること。
申し込み・問い合わせは、同会代表の町井さん(【携帯電話】090・7944・5636/【FAX】044・944・5797/【メール】hzc00317@nifty.com)。
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