五穀豊穣や疫病退散を祈願するといわれる「菅の獅子舞」が13日、菅北浦の薬師堂で行われた。伝統の舞いを一目見ようと、多くの観客が詰めかけた。
地元の伝統文化を守ろうと、菅獅子舞保存会が地域の小中学生に教え始めてから今年で6年目。社会人や大学生になったメンバーが中心となり、日頃の成果を披露した。お囃子の笛と唄に合わせ、獅子たちが太鼓を打ちながらダイナミックな演舞を行った。見せ場ではシャッターの音が鳴り響き、観客席からは歓声が上がった。
菅獅子舞保存会の宇津木東功会長は「メンバーが続けてくれたおかげでいい踊りになってきた。例年以上の観客にみんなが張り切って披露できてよかった。今後も続けて伝統を守っていきたい」と話していた。
「菅の獅子舞」は神奈川県指定無形民俗文化財に指定されており、菅薬師奉讃会と菅獅子舞保存会によって継承されている。
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