「第54回神奈川高等学校演劇発表会」が先月14日と15日に県立青少年センターで開かれ、日本女子大附属高校が川崎市内の高校として唯一の出場を果たした。
同校演劇部は10月31日に開かれた「2015年度川崎市高等学校合同演劇発表会」最優秀賞を受賞した。県立住吉高校、洗足学園高校、県立菅高校も最優秀賞を受賞したが、県大会への出場枠は1校だったため、完成度の高かった日本女子大附属高校が県大会への切符を手にした。
市大会で同校演劇部が上演したのは野田秀樹さんの作品『パンドラの鐘』。本来は上演に2時間半を要する作品だが、60分間に仕立てた。伏線の多い難解な野田作品を縮めた脚本の手腕に加え、キャストや演出、舞台監督だけでなく、装置や衣装、音響、照明、制作の面でもスタッフ一丸となり、演劇として完成度が高かったことが評価されたという。
脚本の潤色と演出を担当した2年生の生徒は「伏線が多い作品なので削っても辻褄が合うように、何度も何度も読み返した」と話していた。
同校演劇部はこれまで、県大会に4回以上の出場を果たした。キャストだけでなく、舞台を支えるスタッフにも力を入れているのが伝統だ。役者でなくても発声練習など基礎訓練に全員で取り組むという。
15年以上同部の顧問を務める内田美和子教諭は「25人の部員全員が演者も裏方も経験することで、お互いに欠かせない存在だと認識できるのでは」と話した。
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