かわさきの安全でおいしい水道水を守る会(町井弘明代表)が14日、上水部門を閉鎖した生田浄水場の見学会を開催し、15人が参加した。場長の並木貴義さんの案内で稲田公園近くの4号さく井、ポンプや停止した急速ろ過池を見ながら仕組みの説明を受けた。
生田浄水場は、川崎市が06年に水道事業の再構築計画で閉鎖する方針を発表。水需要の減少に伴い、市全体の給水能力を縮小させ、長沢浄水場に機能を集約させるのが目的で、今年3月に閉鎖された。
同会は、同浄水場の存続活動に取り組んでいた市民グループ。市議会に廃止の見直しを求める請願を提出したり、3万人を超える請願署名を集めるなどの活動を続けてきた。これにより、閉鎖後も、災害時の緊急飲料水として15の井戸を維持管理していくことが跡地利用に関する基本方針に盛り込まれた経緯がある。
参加した長谷川史子さん(57)は「夏の水不足から、生田浄水場が今どうなっているのか知りたかった。(停止している井戸があるのは)非常に残念だけど、将来を見据えて更新してほしい。震災時は企業団の水も止まってしまったと聞いた。地元に近い水源からの供給が望ましい」と話していた。
代表の町井さんは「非常時にいきなり使おうとしても急にきれいな水は出てこない。井戸やポンプを普段から動かして維持管理していくことが必要。自己水源を使っていくことが大切」と話した。
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