登戸地区の区画整理による空き地を利用して魅力を発信しようと、地元の市民団体や商店会が協力し、野外イベントをあす9月17日に企画。空き地や公園で実現できるユニークな活用事例を示し、同地区への商店誘致につなげるなど地域振興を進めるのが狙いだ。
小田急線「向ヶ丘遊園駅」という駅名が残っている同地区は、かつては遊園地があってにぎわいを見せていたスポットでもある。今回は「登戸まちなか遊縁地(ゆうえんち)」と題し、遊園地の象徴「メリーゴーランド」をテーマにした催しや、向ヶ丘遊園地の写真展、ソーラー電車で遊べるエコカフェなどの企画を予定。登戸東通り商店会の空き地が会場になる。
きっかけは3年前、市民団体「多摩エコスタイルプロジェクト」と東京都市大学環境学部の大西研究室が同地区で、省エネや地域のつながりづくりを目指した企画に着手したのが始まり。川崎市の環境技術産学公民連携共同研究事業の一つとして進められ、昨年度から「のぼりとゆうえん隊」(黒崎泰由代表)の協力を得て、遊園地をキーワードにした企画の着想に至った。
ゆうえん隊の初代代表でメンバーの余川辰哉さん(57)は「空き地を面白く活用し、この地区の魅力をPRすることで、小さなスペースでも出店したいと思ってもらえるようなまちにしたい」と店舗誘致に意欲をみせる。市の担当者は「同事業(の適用期間)は3年で今年が最終年。空き地活用の成功事例として、市民主導で今後も続けてほしい」と期待を寄せる。
登戸地区は1988年、土地区画整理事業が都市計画決定。長年にわたり整備が進められているが、両商店会の周辺は換地のため店舗や住宅が移転し、空き地が残っているのが現状だ。
メリーゴーランド1日限定設置へ
まちなか遊縁地は10月22日、11月19日、1月21日を含め計4回で、会場は毎回変わる予定。4回目にはメリーゴーランドを設置する計画も検討されている。
イベントの主催は登戸東通り商店会と区役所通り登栄会商店街振興組合。17日の開催時間は午前11時から午後5時。雨天時は翌週24日に延期で一部内容の変更がある。問い合わせはメール(machinaka.yuenchi@gmail.com)。
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