６回目を控え、手応えを語る三平理事長
商店主らが無料講座を開き、専門知識や技術を教える「まちゼミ」が10月、向ヶ丘遊園駅北側の「区役所通り登栄会商店街」で開催される。商店街活性化につなげようと２０１４年に始まり、今回で６回目。同商店会加盟店を中心に、20店舗が講座を企画している。
講座内容はデジタルカメラの使い方や子どもの髪型アレンジ、枕と布団選びなど各店が趣向を凝らしており、形式はさまざま。時間は１、２時間程度で健康や手芸、グルメ、スポーツなど分野は多岐にわたる。まちゼミは全国に広がっており、講座中に商品の販売を行わないなどルールがある。
主催する区役所通り登栄会商店街振興組合の三平雅美理事長は「遠方からの参加者やリピーターも多く、回を重ねて浸透してきている。各講座をはしごしてもらうことで、お店や参加者同士の新たな交流につながれば」と期待を込める。
勉強会で意識向上
同商店会ではこれまで、年２回ペースでまちゼミを開催。店舗と参加者にアンケート調査を実施しており、２回分の結果を年度末にまとめて分析している。さらにまちゼミ発祥の地、愛知県岡崎市から第一人者の専門家を招き、市内各商店会と合同で勉強会を開くなど、内容の充実と商店会メンバーの意識向上に力を注ぐ。三平理事長は「現状では日中の講座がほとんどなので、仕事を終えて参加できるような夜の開講も検討し、時間帯に幅を持たせたい」と展望を話す。
今回の開催期間は10月１日から31日。講座への参加申し込みは本日23日から、電話で各店へ。
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