CO2削減に貢献する優れた取り組みを表彰する「第5回スマートライフ大賞」に、私立カリタス小学校(中野島)6年3組が取り組んだ「ゲル」作りが選ばれた。区内2団体も優秀賞を受賞し、17日に川崎市役所で行われた表彰式に出席した。
大賞のカリタス小が取り組んだのは、モンゴルの遊牧民が暮らす移動式住居「ゲル」作り。総合学習の一環としてチーム単位で、学校でしかできないことを基準にテーマを決め、5年のときから取り組んできた。
「ゲル」は組み立て式で羊毛でできたフェルトで覆われた家屋。児童たちは全国各地の牧場に電話し、廃棄される羊毛を譲ってもらえるよう交渉。150キロ以上の羊毛を集めた。手作業で泥や糞などの汚れを取り除き、1畳分のフェルトを何枚も製作。高さ約1・5メートル、円周12メートルのゲルを現在も手がけている。
安東夢菜(ゆめな)さん(11)は「汚れを取る作業は大変だったけど、皆と楽しんでできた。捨てられるものからでも役に立つものができることが分かった」とし、譽田美結(ほんだみゆ)さん(12)も「これからは物を無駄にしないで使おうと思った。卒業までに完成させたい」と話す。
主催した川崎温暖化対策推進会議(CC川崎エコ会議)の足立芳寛会長は「もったいない精神や有効活用という意識が大切。環境は次世代のために維持改善していくもの。大人も子どもも我慢せずに楽しくエコ活動に取り組めることが大切」と話した。
区内2団体が優秀賞に
優秀賞には3団体が選ばれ、区内からは区役所通り登栄会商店街振興組合、登戸東通り商店会、多摩区まちづくり協議会多摩エコスタイルプロジェクトの3団体が一体となって取り組んでいる「多摩区商店街エコポイントカード」が選ばれた。また、日向山(枡形)の森の里山環境を保全育成し、子どもたちに自然の大切さを伝える活動に取組んでいる日向山うるわし会も優秀賞を受賞した。
川崎温暖化対策推進会議(CC川崎エコ会議)と川崎市が主催。今回は11団体からの応募があった。
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