市政報告 川崎市の高等学校奨学金を問う 民進みらい川崎市議会議員団 露木明美
経済的困窮により高校進学をあきらめるといった事態を招かないよう、本市には成績優秀な生徒に対する給付型の奨学金制度があります。
義務教育では就学援助などの制度がありますが、高等学校においてはこの奨学金が大変有効なものです。しかし、10月の決算審査特別委員会での私の質疑の中で、成績基準と世帯収入基準に該当しているにも関わらず、支給されない生徒が2015年度に多数発生していることが明らかになりました。
また12月議会では民進みらい会派の代表質問で、今年度についても更に不支給者が増加していることが明らかになりました(グラフ参照)。
今後、成績優秀で経済的に困窮する高校進学をめざす生徒全員に奨学金を支給できるよう、不用額の活用、予算内という条例自体の改正、補正予算を組むことなどの方法で対応するよう求めました。また、今年度の年度末に支給する入学支度金については不用額の活用などで対応するよう求めました。
これらの質問に対して、教育次長からは「申請基準を満たした生徒が奨学金を受給できるよう予算の確保に努める」と、教育長からは「意欲・能力がある生徒が将来社会的に自立するために有効な支援策であり(中略)予算の確保に努めるなど、本奨学金の充実を図っていく」との回答を得ました。今後も経済的に困窮する世帯の子どもたちに必要な支援が十分届くよう求めてまいります。
民進川崎市議会議員団 露木明美
川崎市多摩区西生田2-1-3
TEL:044-299-8184
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4月5日