今月22日に始まったアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の規定に対応するため、サッカーJ1・川崎フロンターレと市は、本拠地の等々力陸上競技場の座席交換を先月完工させた。
ACLを主催するアジアサッカー連盟(AFC)は昨年、観客席に30cm以上の背もたれが必要と規定を変更。同競技場にはメインスタンドを除く1階座席に背もたれがなく、観客を動員できない状況だった。
これを受け、チームは「選手に声援を送る、サポーターが多く集まる1階席が使えないことは、市民の皆さんと選手でつくる一体感が損なわれてしまう」と市と対応を検討。背もたれの付いている2階の座席と、付いていない1階の座席1243席を交換することでまとまり、12月下旬から工事を進めていた。
一方、チームはAFCに背もたれのない座席の使用の交渉を行ってきた。同競技場の整備計画が進行中であることを伝え、交換を行った座席以外も使えるよう交渉。今年は背もたれのないバックスタンドの座席についても観客を動員できる特例措置を受けた。
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