プロバスケットボール男子「Bリーグ」1部の川崎ブレイブサンダースは4月1日、横浜ビー・コルセアーズとの神奈川対決を制し、中地区優勝を決めた。川崎は今季残り11試合を戦い、リーグ上位8チームが年間王者を争う5月のチャンピオンシップに臨む。
敵地の横浜国際プールに3733人の観衆を集めた1日は、前半を終えて38―43と、中地区5位の横浜に主導権を握られる苦しい展開に。後半はディフェンスの意識を見直し、失点を25点に抑えた川崎が47得点をあげる猛攻を仕掛け、85―68で競り勝った。
北卓也ヘッドコーチ(44)は「(地区優勝は)まだ通過点。リーグ初代王者の最終目標に向けて、残りのシーズンも精いっぱい戦う」と強調。司令塔の篠山竜青主将(28)は「横浜のホームはブースター(ファン)の熱気がすごい。川崎からもたくさん応援に来てくれたので、後半でいい流れをつくることができた」と振り返り、「数字を残せるようになってきた藤井(祐眞)や鎌田(裕也)、永吉(佑也)ら若手の成長がカギ」と展望を語った。
1部残留へのプレーオフ圏内に入った、横浜の山田謙治主将(33)は「プレーの質で川崎が上回っていた。残り試合を勝つしかない」と語気を強めた。
同会場最多の観客4216人を記録した翌日も、川崎が77―57で横浜に完勝。昨年9月以来、同一カードの6連勝を飾った。今季成績を41勝8敗としている。
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