21代目の多摩区長に、4月1日付で就任した 石本 孝弘さん 中原区在住 58歳
市井の心、そっと胸に
○…1981年の川崎市役所入庁以降、まちづくり局や登戸区画整理事務所を経て、今春から多摩区へ。かつて親交のあった町会関係者とも約2年ぶりに再会を果たし、「メインの駅前を中心に、区画整理事業もかなり進んできた」と感慨深げに語る。「生田緑地や多摩川など地域資源を生かし、『住んでよかった』と思える地元交流の促進に尽くしたい」と意気込む。
○…幸区の夢見ヶ崎動物公園の程近くで生まれ育った。中学時代に自宅の建て替えがあり、自分なりに計画案を考えたことがきっかけで建築職志望に。武蔵工業大学工学部建築学科を卒業し、「地元で働きたい」と市役所へ。川崎地下街アゼリアを出発地にミューザ川崎、武蔵小杉駅周辺、こう着状態だった溝口再開発など市内各地の拠点整備に従事。地権者との折衝では市民の立場で生活再建を考え、時には相続や税務の相談にも乗るなど現場で経験を積んできた。
○…行政マンとして視点や立場が劇的に変わった時期がある。1999年から3年間在籍した宮前区の区政推進課時代。技術、建築職のまちづくり推進担当として区民活動支援にも携わり、行政と市民の意思疎通を図る中継ぎ役を担った。「こうしたいという要望や思いが、行政側にどのように言ったら伝わるか。市民側に立つ行政職員として調整してきた」。市民自治と互助を支援する、行政本来の役割を改めて見つめ直す。「広い視点で情報収集し、身の回りの担当分野以外も把握することが大切」。区長に就任し、区職員に呼びかけた心構えの一つだ。
○…「限られた時間内で、やるときは集中してやる」。組織として効果的かつ効率的な職場づくりや、時間の有効活用にも取り組む。最近は二ヶ領用水そばをジョギングするのが習慣だ。多忙な日々の合間に、ドライブや温泉旅行を楽しむひと時も。「これからじっくり区内を歩き回り、地域の皆さんの声に耳を傾けたい」
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4月19日