多摩区内の自転車交通事故が今年に入り62件発生しており、川崎市8管内で最多だったことがわかった(5月18日時点)。区内交通事故の33・2%を占めており、前年比で13ポイント増加。自転車マナーアップ強化月間の今月、多摩警察署では注意を促している。
神奈川県交通安全対策協議会が毎年定める「自転車交通事故多発地域」に、多摩区は6年連続で指定。前年の発生状況にもとづき、今年は県内10区5市1町の計16地域が指定されており、交通安全対策が重点的に行われる。
事故抑止を目指し、多摩署は向ヶ丘遊園駅、登戸駅がある登戸地区を重点地区として安全対策を強化。区内道路の特徴について、同署は「バス路線の渋滞の影響もあり、通勤や通学時の自転車利用者が多い。多摩沿線道路や府中街道など同じ主要道路に通行が集中するのも、事故が起こりやすい一因」と分析する。
1月19日には、自転車とオートバイによる出合い頭の衝突事故が、菅2丁目の川沿いの交差点で発生。自転車に乗っていた男性(82)が転倒して亡くなっている。「裏路地や見通しの悪い交差点は、飛び出しや安全確認の不足が出合い頭の事故につながるので注意が必要」と警笛を鳴らす。
朝夕に多発傾向
多摩区で昨年1年間に発生した全ての交通事故は514件で、負傷者588人、死者2人。そのうち自転車事故は前年比24件減の135件で、構成率は県内12番目の26・3%を占める。時間帯別に見ると、昨年は午前10時から正午が最多で24件。午後4時から6時の23件、午前8時から10時の21件が続く。
多摩署は昨年1年間で、講話型や体験型の自転車講習を小中学校、高校、区内団体向けに35カ所、4487人を対象に実施。今年は10月までに25カ所で行う計画で、今月31日には、県立生田東高校で登校中の生徒らを対象に啓発活動を行う予定だ。
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