市立南生田小学校6年の山口桃李(とうり)君(11)、5年の榎本花道(はなみち)君(11)、4年の前田望(のぞみ)君(10)が先月、文部科学大臣杯小・中学校将棋団体戦の神奈川県予選・小学校の部で優勝した。上位3チームが県代表として7月24日の東日本大会に挑み、8月の決勝大会を目指す。
優勝した南生田小Aチームを率いたのは、大将で5戦全勝した3段(将棋会館道場)の山口君。昨年も同じ団体戦に出場したが、副将の榎本君が風邪で欠場。全敗で涙をのんだ前回の雪辱を果たした。「(県予選3位だった)倉敷王将戦で負けた相手に勝てたのは嬉しい。目標以上の成果だった」と手応えを話す。
今大会の山場はリーグ戦を3勝0敗で勝ち上がり、迎えた本牧小(横浜市中区)との4戦目。榎本君が敗れて窮地に追い込まれたが、2人が「発想が面白くて、勝負強い」と認める三将の前田君が粘り勝ち、2―1で接戦を制した。
先月18日に行われた県予選は、3人編成の15チームがAからDの4リーグに分かれて総当たり戦を実施。両チームの大将、副将、三将同士がそれぞれ対局し、2勝以上したチームに勝ちがつく形式。南生田小Aは3―0、2―1、2―1の3戦全勝でリーグを勝ち抜き、4戦目で本牧小、5戦目では東戸塚小(横浜市戸塚区)のチームを2―1で下し、頂点に輝いた。
東、西日本大会には32チームずつが出場し、上位各2チームが決勝大会に進む。山口君の母親、綾さん(43)は「他チームのお手本になるようなマナーで戦ってほしい」とエールを送る。
3人はそれぞれ1年生の頃から本格的に将棋を始めた。山口君と榎本君は3年前、商業施設で開催されていた大会で出会い、交流を開始。今年3月には川崎市小中学生将棋大会を機に前田君と合流し、各々の自宅に集まって練習するようになった。普段は個々で教室や道場に通うほか、インターネット対局や詰将棋、プロの指し手を再現する棋譜並べなどで腕を磨く3人。力を合わせ、大舞台に臨む。
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