5月の第101回全国高等学校相撲金沢大会で団体戦全国3位に輝いた、県立向の岡工業高校(堰)の相撲部。同大会で初、同部歴代では約40年ぶりの記録。6月の関東大会準優勝に続き、総体(インターハイ)県予選優勝と好調を維持し、8月の総体本戦に臨む。
昨年夏、16連覇が懸かった総体県予選で当時創部6年の新名学園旭丘高に敗れた。「自分たちが連覇を止めてしまった」とショックを受ける選手らに、清田英彦監督は「せっかく15年ぶりに負けたのだから、見直していこう」と声をかけた。
「前年踏襲はしない」という同部の方針のもと、この1年は体づくりを重視した。「全国で強いところは見た目から違う」と、清田監督が注目したのはボディビルのトレーニング。稽古では取組の数を減らし、食育を取り入れながら栄養面にも配慮して筋肉をつけていった。選手らの体重は1年で平均20キロ増えたという。そして迎えた「相撲の甲子園」とも呼ばれる金沢大会では、ベスト8まで全員勝ち星をあげ、全国3位に上りつめた。
本戦団体には金沢大会で活躍した小湊海王君(3年)、島村祥一君(3年)、松村将伍君(2年)、津田鷹秀君(2年)に加え、主将の檜野聖哉君(3年)、出沼大樹君(2年)、石塚礎男(きお)君(1年)が出場する。歴代最多という部員24人が切磋琢磨し力をつけていく中、レギュラーを勝ち取った7人。相手に合わせた対応力の高さ、選手層の厚さが強みだという。県予選個人で優勝した松村君、2位の小湊君にも期待がかかる。
「相撲は心のありようが顕著に出る。チーム力がかみ合えば全国制覇も夢ではない。結果を恐れず前へ」と清田監督。檜野君は「7人で一戦ずつ、気持ちを強く持っていければ。一昨年記録のベスト8、そして優勝を目指す」と意気込む。
本戦は8月4日から6日、宮城県で行われる。
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