多摩区版 掲載号:2017年9月1日号
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県立向の岡工業高校出身で、二子山親方の内弟子として大相撲の土俵に立つ田井中 竜昇(たつのり)さん菅稲田堤出身 19歳

一心精進、静かに秘め

 ○…「今までに感じたことのない緊張感だった」。5月場所、3勝3敗で迎えた序ノ口最終戦。「負けたら負け越し。いつも通りやれば大丈夫」と自分に言い聞かせ、突き落としで白星をあげた。元大関雅山・二子山親方の内弟子として初土俵を踏んで約半年。これまで2場所とも勝ち越している。力士としては小柄な172センチ、110キロ。「自分は立会いが弱い。体重を増やして、力をつけていかないと上にはあがれない」と日々稽古に打ち込む。

 ○…10歳ほど年の離れた兄姉をもつ末っ子。向の岡工業高校相撲部だった兄の影響で、幼少期から土俵に慣れ親しんだ。中野島中の柔道兼相撲部を経て、同高校へ。「やっと兄や憧れの先輩たちと同じスタートに立てた」。しかし高1の冬、応援してくれていた母親が亡くなった。深い悲しみに包まれる中、家族や仲間の声をよりどころに前を向いた。さらに、スカウトに訪れた二子山親方からは「自分も若い頃親を亡くした。乗り越えて相撲に打ち込めば、強くなれる」と背中を押された。気持ちを切り替え、全国高校総体ベスト8に貢献。「今できることを」と、プロの道を選んだ。

 ○…所属する藤島部屋では朝5時半に起床し、6時半には稽古。それからトレーニングや炊事など、忙しくも規則正しい日々を送る。部屋の同期で専大卒の福山聖和(せな)さんのことは「せなさん」と慕う。学生時代を多摩区で過ごした福山さんとは、地元の話で盛り上がることも。「話しやすく、面白い。とても頼りになる」

 ○…今の目標は「まずは5勝、早く三段目に上がること」。体力、気力ともに課題があるとし、「このままで勝てるとは思っていない」と決して気を緩めない。「親方には怒られてばかりだけど、早く褒められるようになりたい。4年目までには関取に」。応援してくれる家族や友人の支えを、人一倍大切に思う。「声援に応えられるよう、頑張ります」と真っすぐに語った。

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