実践を交え後輩に指導する田井中さん（左）
県立向の岡工業高校（堰）相撲部出身で、元大関雅山・二子山親方の内弟子として３月に角界入りした田井中竜昇さん（19）＝人物風土記で紹介＝が先月25日、母校を訪れた。
親方の助言もあり、場所が終わると母校の稽古に顔を出すという田井中さん。後輩に対し、取組での動きの流れや基本的な筋トレなどを指導した。同部が５月の大会で団体戦全国３位に輝いたことについては、「後輩たちの活躍がすごくうれしい」と笑顔を見せた。
田井中さんは３月場所で前相撲デビュー。５月場所は西序ノ口七枚目で、４勝３敗で勝ち越し。７月場所では西序二段八十一枚目で、初戦を落とすも２戦目から４連勝し、５勝２敗で勝ち越した。現在は９月場所に向け稽古に励む。
同部で指導してきた清田英彦監督は「２場所連続で勝ち越しているのは頑張っている結果だと思う。身体が大きい相手に対しても、高校時代に比べ思い切りの強さが良くなっている」と話していた。
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