多摩区版 掲載号:2017年10月6日号
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工業デザインの経験を生かし、多摩区や川崎市のまちづくりに携わる 杉下 禄郎さん 中野島在住 80歳

未知の分野へ 退屈知らず

 ○…多摩区へ移り住んだ25年ほど前から、区政に関わる委員会や専修大と連携したコミュニティビジネス事業など、自ら手を挙げてまちづくりに携わり続ける。現在は第6期区民会議の委員長。「人への思いやりを忘れないこと」が委員長としての心構えだ。区の課題解決に向けて20人の区民らが協議を進めているが、来年6月に休止が決まっている。「区民会議は広い視点で区の問題に対して発言できる場」と、残りの時間でできることを模索する。

 ○…東大を目指した浪人時代、オートバイやカメラなど「モノ」のデザインがあることを知り、そのまま工業デザインの道へ。関わりたい企業の社長に直接手紙を出し、仕事を増やした。「1業種1社、300業種以上を手がけた」。その中で環境デザインにも興味を持ち多摩ニュータウンの環境計画に携わると、関心の矛先はまちづくりへ。多摩区では、委員長として取り組んだ都市計画マスタープランの検討委員会が思い出深い。「20年先を考え、議論が白熱して面白かった。やったな、という実感があった。初めて涙が出た」

 ○…神田生まれの江戸っ子、5人兄弟の長男。少年時代には東京大空襲で新潟への疎開も経験した。「戦前生活の経験で食べ物の好き嫌いなし、今も3食自炊。ずっと手術も病気もなし」。その健康体で飛行機や船、テニスに社交ダンスと、とにかく多趣味。最近の興味の対象は布草履づくりだ。「新しいもの好きで、興味を持つとすごく集中する。でも飽きっぽい」と笑う。

 ○…さまざまなアイデアの出どころは「割と理屈っぽい」という。「一つひとつ条件を設定して考える。まちづくりの時も人口や年齢の推移がどうなっていくのかなとか」。そして、「やってみないとわからないはずだ」と、経験主義を貫く。「自分がしたいことを次々見つけられれば、若さを保ち続けられる。常に新しいことに挑戦したい」。尽きない好奇心で、人生を潤す。

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