稲田中学校創立70周年記念事業実行委員会の実行委員長を務めた 戸田 賢一郎さん 宿河原在住 76歳
「お接待」の心、脈々と
○…昨年11月、準備委員会の前委員長だった井田肇氏が亡くなり、推薦によりリーダーを引き継いだ。前任は顧問。「稲中の卒業生じゃないから遠慮してたけど、みんな『俺たちより宿河原のこと知っているから』と言ってくれた」。3月に実行委員会へ移行し、メンバーと記念事業を進行。11月11日、生徒や教職員、卒業生ら約800人が集う記念式典を滞りなく開催した。
○…2人の娘と息子は3人とも稲中出身。創立50周年を迎える2年前、息子が生徒会長だったとき、第30代PTA会長に着任。記念事業の実行委員会では、中心メンバーの一人として資金集めに奔走し、バザーに出品するピアノやタンスなど大型商品を運ぶためトラックを走らせた。60周年のときは記念誌の編集委員を担当。20年前、10年前をそれぞれ振り返りながら、「団結力をつくるのが委員長」ときっぱり。伝統校の重みを改めて実感する。
○…愛媛県で生まれ育ち、学生時代に幸区を経て45年前に宿河原へ。大手商社に勤めていたが、30代半ばで脱サラし、寝具や洋服を扱う「多摩ショップ」を設立。見ず知らずの土地で顧客開拓のために古老を訪ね、会社員時代の物流ネットワークを生かして良品を仕入れ、一軒ずつ売り歩いた。地元交流の延長で「農家のおばちゃんたちを集めて『外の世界を知ろうよ』って。よくバス旅行を企画した」という。多いときでバス16台。「顔が見える関係ができたから、今まで商売が続いてる」。宿河原で21組の仲人を務め、現町会長は40年来のお客さん。常連客の何人かは、下の名前に「ちゃん」付けで呼ぶ仲だ。
○…2003年に発行した宿河原町会創立45周年記念誌『語り継ぐ宿河原』の編集に携わり、15年かけて資料を集め、編集委員長として取材、執筆を手がけた。桜保存会や神社の奉賛会など、地域の財産を後世に残すための活動を、次世代にどう引き継いでいくか。目下の目標になっている。
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4月19日