創立70周年を昨年迎えた市立稲田中学校(宿河原)で3月11日、卒業生らが集まり20年前に校庭に埋めたタイムカプセルを掘り起こした。当時の3年生や校長、PTA会長らが集まり、思い出の品と共に当時を懐かしんだ。
タイムカプセルは1997年、50周年事業として当時の全校生徒が思い思いの品を詰めこんだもの。現在34歳になる当時の中学3年生約360人に学校から招待状を送付したところ、SNSなどでもこの催しが周知され、当日は約50人の卒業生らが参加した。50周年当時、校長だった佐々木武志さん(77)は「明るくまじめな子どもたちが多かった印象。地域の方々に盛大にお祝いしてもらった。体育館で行った式典にすごい人数が集まってくれた記憶がある」と振り返る。
「50周年記念樹」と書かれた石碑の立つ花壇に埋めたという記憶をもとに、周辺をシャベルで掘り起こした。なかなか見つからないまま1時間半が過ぎたころ、灰色のプラスチックの箱を探し当てた。中からはプリクラや寄せ書き、先生の写真など、各クラスの思い出の品が飛び出した。
カプセルを掘り当てた一人、山岸一朗さん(34)は「『やっとでたよ』という気持ち。未来の自分に宛てた手紙では、20年後の身長と体重を予想していた。実際は身長は変わらず、体重が1キロ増えただけだった」と笑顔で話した。当時生徒会長だった真家春樹さん(34)は「無事発見できてよかった。ビデオレターだったため、中身を見るためにまた皆で集まる機会ができた」と話した。
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