市政報告 都市間交流で「川崎力」を世界へ デンマーク大使、多摩区に来たる
いよいよ2017年度がスタートしました。市の最重要テーマである産業・環境施策、国際交流、平和施策や核兵器廃絶をさらに推進していく所存です。
2月の「川崎国際環境技術展」は市内企業が中心に出展し、2日間で計45カ国、1万5千人以上が来場する盛況ぶりでした。川崎が誇る世界トップレベルの環境技術を海外に発信し、経済活性化に向けた貴重な機会ですので、今後も力を入れていきます。
国際交流においては、今年は我が国とデンマークとの外交樹立から150周年を迎えます。人口566万人の同国は、私が18年間勤めていた船会社「APモラー・マークス社」をはじめ世界的企業が4社あり、税収は12・5兆円。国民一人あたりのGDPは、日本の世界20位に対し6位と、生産性の高い国です。
高い福祉社会の水準を維持しようと、海洋貿易国として全世界への経済活動を展開しています。福祉政策で遅れをとる日本は見習う必要があります。
川崎市議に初当選して以来、私はデンマークの優良企業の誘致活動に20年近く尽力してきました。今年2月にはデンマーク大使を地元多摩区に招き、一昨年にはオーデンセ市と環境や産業、ロボット、介護、福祉の経済交流と、双方向の活発な企業支援に向けた覚書を締結しました。
私は川崎市が誇る臨海部を活用して経済活性化を進め、税収源を市民に還元するいわゆる「川崎力」を強化すべきと考えます。若者が希望を持ち、夢を語れる社会づくりを目指し、課題に取り組んでまいります。
|
|
|
|
|
|
3月15日