市政報告 稲田堤駅橋上化へ前進 川崎市議会議員 自民党 ひろた健一
事業用地の取得が難航していたため、当初の計画よりも遅延、長期化していた稲田堤駅の橋上駅舎化事業で、進展がありました。橋上化に必要な用地を所有している人全員から基本的な同意が得られ、任意交渉による用地取得が可能となりました。
必要な予算については、関連経費を含め補正予算として現在会期中の市議会で提案されています。
この事業は、2010年度に策定された「南武線アクセス向上方策案」に基づくものです。武蔵溝ノ口駅より以北にある片側改札駅(稲田堤駅、中野島駅、宿河原駅、久地駅、津田山駅の5駅)について、利用者の安全確保と利便性向上を目的としたもので、沿線や周辺住民の踏切横断時の事故防止対策を求める声は切実でした。
今年3月には津田山駅の工事に着手し、2019年度の完成を目指しています。また、中野島駅の臨時改札口開設に向けて関係各所と調整中です。
稲田堤駅は今後、補正予算議決後に権利者の方々と順次契約を進め、2019年度から建物の解体工事、橋上駅舎工事を行っていく予定です。工期は4年程度を想定しており、津田山駅と並行して行っていきます。その後、切れ目なく久地駅、中野島駅の順番で工事が行われる予定です。
早期完成に向けて、今後も進捗状況を含めて見守っていきます。
生産人口見据えインフラ整備を
川崎市の人口が今年4月、150万人を突破しました。予想より早いペースで人口が増加しており、今後の推計結果が改められました。2030年に158・7万人となり、ピークを迎えると予想されています。一方で、市北部の生産年齢人口のピークは2010年代、つまり今、ピークを迎えると予想されていました。生産年齢人口が減少していくと税収へも影響します。団塊の世代が高齢化していく現在、まちづくりにおいても、インフラ整備を行う条件は年々厳しくなっていくことが予想されます。
橋上駅舎化に限らず、安全なまちづくりに必要なことは何か、今後もソフト面とハード面、両方に目を向けて、しっかりとまちの声を届けていきます。
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3月29日