専修大学スポーツ研究所(佐竹弘靖所長)による公開シンポジウムが先月29日、同大生田キャンパス(東三田)で開かれ、アテネ五輪金メダリストの室伏広治さんが講演を行った。
次世代に引き継ぐスポーツへの取り組みをテーマに、2008年に始まったシンポジウムで今年10回目。「東京2020への挑戦〜アスリートの視点、支えるスタッフの視点」と題した1部の基調講演には、600人以上の学生や教職員、一般参加者が集まった。
ハンマー投げの競技を昨年引退し、東京医科歯科大学教授、東京2020スポーツ局長兼スポーツディレクターを務める室伏さん。選手の環境づくり、バランスや即興を重視したトレーニング方法について話した。五輪や世界選手権の日本代表に14回選ばれたが、9回はメダルを獲得できなかった体験を例に「失敗を恐れずにチャレンジしてほしい」と学生らにエールを送った。
2部のシンポジウムでは、同大法学部の吉田清司教授(日本バレーボール協会アナリスト)や商学部の富川理充准教授(JTUパラリンピックチームリーダー)、昨年同大を卒業したレスリング世界選手権5位の中村倫也選手が登壇。支えるスポーツについて、それぞれの立場から意見を語った。
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