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中原区

最新号:2012年2月 3日号

二ケ領用水と中原桃並木の恒久保存をもとめる会

二ヶ領用水の保存に向けて前進

市議会まちづくり委員会で趣旨採択
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2010年8月20日号

石井紀男代表
石井紀男代表

 二ヶ領用水と中原桃並木の恒久保存を求める請願が先月30日、川崎市議会まちづくり委員会で全会一致で趣旨採択された。請願書を提出したのは二ケ領用水と中原桃並木の恒久保存をもとめる会(石井紀男代表)。9月には本会議で提案されることになった。同会では今後、市と協力し、保存の専門委員会を立ち上げるなどして、独自の条例制定を目指していくつもりだ。

 来年3月1日に竣工400年を迎える二ヶ領用水は、県内最古の人工用水。今回の請願は「二ヶ領用水を川崎市の歴史土木遺産に認定」及び「中原区内の桃並木の恒久保存」に関するもの。まちづくり委員会では「二ヶ領用水は川崎市の歴史遺産として残したい」「大事な用水施設であり、今後イベントや保存活動を市民と一緒になって行っていきたい」「中原桃並木についても後世に残せるよう考えていきたい」など好意的な意見が出され、全会一致で趣旨採択された。

 一時はドブ川とも言われるほど汚れた二ヶ領用水だが、同会の母体である「二ヶ領用水・中原桃の会」や「二ヶ領用水中原桃の会プロジェクト21」の会員が中心となり再生への活動を展開。徐々に改善していった。

 しかし、その後一部地域では同用水を地下水路にして道路整備を求める声も挙がっていた。同会では「地域の人の憩いの場である二ヶ領用水を何としても守りたい」との思いから、3089人の署名を集め、6月21日に市議会に保存を請願した。

 桃の会やプロジェクト21では、約70年前までは区内全域に桃畑が広がっていたことから、25年間で700本の花桃の木を同用水沿いに植樹してきた。しかし、寿命の短い桃は瀕死の状態に。再整備が必要となったことも今回の請願へとつながった。

 二ヶ領用水と中原桃並木の恒久保存をもとめる会の津脇さんは「25年の思いがようやく形になり、趣旨採択の瞬間は涙が出た。亡くなられた方々の思いも受け継ぐことができ、若い人の活動の基盤ができたのでは」と話していた。

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