東日本大震災への思いを子どもたちが書いた絵やメッセージ約160枚(5月16日現在)が、向河原駅前広場公園に掲示されている。公園は「3・11しゅあパーク」と愛称がつけられた。
「しゅあパーク」とは、しあわせ・ゆめ・ありがとう・愛の頭文字からとったもの。「平成23年3月11日を忘れることなく、生きて夢が叶い、幸せになって感謝の気持ちを持てるように」と、4月に同公園管理協議会会長に就任した深澤昌孝さんが企画し名づけ、「絵を描くことで震災について感じたことを忘れないでほしい」と募集を開始した。
これを聞いた近隣の下沼部小学校や橘高校の児童・生徒らが多くの絵を寄せ、「さみしくなったら手をつなごう。みんなといると気持ちも晴れるよ」「今はすごく辛いときですが少しでも早く元の生活ができるように、私たちも協力するので頑張っていきましょう」といったメッセージなども加えられている。
隣接するNEC玉川事業場に勤める女性は「最初は何かと思ったが、どんどん数が増えて気になり見るようになった。子どもたちの素直な気持ちが伝わってくる」と感慨深げだった。
掲載期限は現状設けておらず一人何枚でも掲示する方針。管理は深澤さんら6人で行い、最大でA4紙約400枚を貼ることができる。将来的には優秀な作品を選び、川崎市役所などで展示したい思いもある。
同協議会ではメッセージや小学生以下の子どもが描いた絵などを募集している(政治・宗教・営業に関するものを除き)。問い合わせは深澤さん(【電話】044・422・6282)。
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