コンベンション施設建設へ 平成28年度目途に 事業者連携がカギ
再開発が進む武蔵小杉駅周辺地区の拠点機能を高める為、市は平成28年度を目途にJX日鉱日石不動産(株)と三井不動産レジデンシャル(株)が開発を手掛ける「小杉町2丁目開発計画」地区のツインタワー内に、宿泊施設や会議場等が複合した大規模なコンベンション施設を整備することを決めた。
小杉町2丁目開発計画地区は、JX日鉱日石エネルギー社宅跡地(小杉町2丁目228-1他)の総敷地面積1万7000平方メートルで、駅寄りのA地区、御殿町寄りのB地区に分けられる。敷地内には高さ約180m、床面積10万平方メートル規模のツインタワーの建設を予定。
コンベンション施設はA地区2階部分に想定。総床面積は約3000平方メートル(ホール約1000平方メートル含む)、収容人数は着席で1000人規模。産業や環境関連の国際会議、企業セミナー、展示会・発表会などの利用を想定している。
ツインタワーは約1000戸の居住スペースをメインに商業施設などが計画されており、A地区B地区が歩行者用のデッキで繋がる予定で、ホテル・ザ・エルシィ跡地の再開発ビルにも接続される計画となっている。
ホテル・ザ・エルシィ跡地は、来年10月までに基本計画がまとまる予定で、跡地に出来る再開発ビルがツインタワーとデッキで接続されると、交通量の多い南武沿線道路を挟んだ両施設への移動が便利になり、歩行者の安全性が高まる。
これまでに小杉駅周辺地区ではNEC小杉ビルや小杉ビルディングの共同地区計画の検討もあったが、実施には至っておらず。「将来的にロータリーの拡張が考えられている武蔵小杉駅までデッキが繋がってほしい」という要望に応えるためにも、今回計画が決まったツインタワーと中間地点になるホテル・ザ・エルシイ跡地、武蔵小杉駅の事業者連携に注目が集まる。
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4月19日
4月12日