認可保育園 新たに11施設 定員560人増で待機児童減少へ
川崎市認可保育園の来年4月入園の受付が11月1日から始まった。中原区では来春、新たに11施設が新設される予定。定員は560人増える見込みで、課題となっていた待機児童の減少が期待される。
中原区の今年4月1日時点での待機児童数は163人。過去最多だった343人(平成22年10月30)に比べると減少しているものの、市内では2年連続のワーストとなっている。
区内での認可保育園の対象となる0歳から5歳の人口は1万3692人(平成23年9月末日)。昨年9月の1万3781人、一昨年9月の1万3657人と比べて推移はあまりないものの、経済状況の悪化が続き、共働き世帯が増え、認可保育園の申請者が増加している。
市は4320人定員増へ26年度までに実施
また、小杉をはじめとする人口が急増しているエリアでは特に認可保育園の希望者が多く、申請先の保育園選びにも偏りが出ている。そのため「保育園の数を満たせば待機児童がいなくなるというわけではない。ゼロに近づくためにも統計に基づいた予想を立て保育園の新設や既存園の面積数を上げていくことが重要」と市担当者は話している。
市では待機児童解消を目指し、「第2期川崎市保育基本計画」(かわさき保育プラン)を今年3月に策定。認可保育所の整備を進め、今年度より3年間で4320人分の定員増を計画している。区では来春認可保育園を11施設開設し定員を560人増やす他、平成25年度に小杉町3丁目地内に定員120人の認可保育園を新設する計画を立てている。
市担当者は「小杉駅周辺は人口が著しく増えている。来春には小杉周辺に3園が新設される」と話す。
なお、今年の認可保育園の受付は区保健福祉センターにて12月16日までおこなっている。区保健福祉センターでは「昨年は締め切り間際の混雑が目立ちました。希望園の変更は後からでも出来ますので、早めの申請をおすすめします」と話している。
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4月19日
4月12日