民主党市議団市政レポートNo.9 川崎Fサポーターの想いを届ける! 川崎市議会議員 おしもと よしじ
昨年11月、総務委員会に等々力陸上競技場整備計画の全容が報告された。しかしその内容は、施設来場者、特に川崎フロンターレサポーターの期待に沿うものではなかった。
3年前の市長選挙で現職の阿部市長は、第1期整備を2013年、第2期整備を2017年に完成すると選挙公約に掲げたが、今回発表された整備計画では、第2期整備のバック・サイドスタンドについては、メインスタンド整備後、隣接する野球場の整備が完成した後に進めることとし、また平成28年に約32億円の市債が残っているため、外部による事業評価を行ったうえで、債権の繰上償還を行い「改修案・建替案」の2案から整備を進めることとした。結果、早期に全面改築を実現したいという来場者の願いは叶わず、2018年以降に工事着工、完成時期については公表されていない。また、整備案の2案のうち「改修案」については、現状のスタンドを改修することに留まる可能性もあり、収容人数も3万人程度となるため、建替案の3万5千人に比べると、改修規模は小規模になることも懸念される。私も参加した先月13日の市民説明会でも、多くのサポーターから心配する声が聞かれた。
前述したサポーターの抱く心配や懸念する点を、過日の第5回定例会で市長に質問すると「建替に向けて検証しながら必要な手続きを進め、第2期整備を実行して参りたい」と今まで議場の発言にない『建替』という言葉を使い、踏み込んだ答弁をした。また、市債の繰上償還があり懸念される整備予算についても財政局長に問うと前向きな答弁をし、サポーターの願う建替案に向けて大きく前進した。今月4日の市長年頭挨拶では、千人規模のコンベンション施設を競技場へ併設する考えを示すなど動きも活発になっている。私は子供達にサッカーを教えているだけでなく、中原区少年サッカー連盟相談役としてスポーツ振興の観点からも、現地現場主義で子供達の夢溢れる競技場の全面改築に向け邁進していきたい。
民主党川崎市議会議員団・押本吉司
|
|
|
|
|
|
4月19日
4月12日