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梅雨の時季に気をつけたい咳症状 取材協力/すずき耳鼻咽喉科クリニック<いびきのご相談>
梅雨の時季に「咳がなかなか止まらない」場合は、ダニやカビなどによるアレルギーや咳喘息が考えられるという。多数見られる咳症状を『すずき耳鼻咽喉科クリニック〈いびきのご相談〉』に取材した。
咳症状は多数見られる
アレルギーは「くしゃみ」や「鼻水」といったイメージを持っている人が多いが、「咳」の症状を引き起こすこともあるという。「梅雨の時季は湿度が高く、ダニやカビが繁殖しやすいため、アレルギーなどで喘息の症状を引き起こすこともあります」と鈴木院長。
咳喘息
風邪症状の後に咳だけが何日も残る場合は咳喘息が考えられるという。「咳喘息は誰もがなりうる症状で、気管支の管の中が健康時よりも狭くなっている状態。梅雨や台風など低気圧の影響も受けます」と鈴木院長。喘息の前段階と言われており、放置すると約30%の人が喘息に移行する可能性があるという。
マイコプラズマ
「マイコプラズマ肺炎は細菌による呼吸器感染症。長引く咳と発熱が特徴で、治療しないと重症化することがあります。初期症状が風邪と似ており、潜伏期間は2〜3週間。患者の8割は14歳以下の子どもです。学校や職場など、一定数以上が集まる場所で広がることがあります」とのこと。昨冬には過去最多の水準で流行し、市内でも過去10年で最多だった。冬に多いが、季節に関係なく流行する可能性がある。
ラジオ波治療
鼻づまりが続いていると口呼吸になり、のどが乾燥することで咳をおこす疾患や痛みが発生しやすくなる。この場合は腫れた鼻粘膜を収縮させるラジオ波治療で対応することができる。
ラジオ波治療は、腫れた鼻粘膜を収縮させる治療で、内服・点鼻治療やレーザー治療で鼻づまりが改善しないアレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対しても有効だという。
治療そのものは2分程度。個人差はあるが6歳ぐらいから可能で、家族で受診するケースも多い。鼻が詰まった状態でも治療でき、同院では6000例以上の治療経験がある。保険適用で片鼻2700円。
他にも、エアコンによる急激な温度変化で咳が止まらないことや、カビがエアコン内で繁殖し、過敏性肺炎の症状が表れることも。鈴木院長は「咳症状は多数見られ、咳止めなどを飲んでも治まらない場合は原因を把握する必要があります。その上で適切な治療をすることが大切」と話す。
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4月12日