「ヨコハマファッションアワード2012」(岩崎学園主催)でグランプリを受賞した 羅(ろう)琪琪(きき)さん 西中原中学校3年
夢は見るより叶えるもの
○…白いパンツスタイルに異素材のミラーを散りばめた、斬新でスタイリッシュな衣装―。全国の中高生を対象とした「ヨコハマファッションアワード2012」で、中学生の部のグランプリに選ばれた。「どの作品も素晴らしかったので、まさか私とは。予想外でした」と謙遜するが、審査員のドン小西さんから「中学生とは思えない発想力」と称賛された。「ニュールック・ニューライフというテーマで思いついて。歩くことで見え方が変化するミラーの輝きが面白いかなって」
○…ファッションに興味を持ったのは3年前。姉が参加したこのショーを鑑賞し「とても素敵な世界で、一気に引き寄せられた」という。その後は、時間があれば様々なものをデッサンするように。今回の受賞作品も、受験勉強や文化祭など超多忙な時間の合間をぬって約1週間かけて作り上げた。「今回は少し雑になってしまったけど、今後も色々と学んでいきたい」。センスに加え、技術にも磨きをかけていくつもりだ。
○…生まれ育ったのは中国四川省。誕生日が「97年7月7日」であることから、中国語で”チー”と呼ぶ7と同音の「琪」が名前に。”宝物”という意味もあり、「幸せな名前をくれた親に感謝しています」とニッコリ。来日したのは3年前。「国語が苦手で、日本語の本を見るとクラクラしちゃう。今もまだ上手くしゃべれない…」というが、会話は至ってスムーズだ。趣味は音楽。「レディーガガや、きゃりーぱみゅぱみゅなど、個性的なアーティストに惹かれちゃいますね」
○…夢は世界にはばたくファッションデザイナー。だが「ファッションを勉強するために世界を歩いて、もしそれ以上に良い仕事が見つかったらいいなって思います」と、向上心と柔軟性を併せもつ。自分の部屋に貼ってある座右の銘は「いま居眠りすれば夢は見れるが、いま勉強すれば夢が叶う」。その好きな言葉を胸に前を向く。
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4月19日
4月12日