新城小で校歌を修復
新城小学校でこのほど、詩人・作詞家として有名な西条八十氏が直執した校歌の書かれた用紙を修復しようというプロジェクトが始まった。
この用紙は、1958年に新城小学校の創立5周年を記念して、西条氏が作詞した校歌を水性のインクで書いて同小学校に贈ったもの。1990年前後から退色が進み歌詞が読み取れなくなっていた。そして昨年60周年を迎えた同校が「川崎市では唯一新城小学校にしかない誇り高き財産。何とかしたい」と修復を計画。修復費およそ50万円という予算の問題もあったが、同学校のPTA歴代運営委員で結成される「新成会(百武敏和会長)」が中心となってPTAやOB、巽ライオンズクラブなどと協力し寄付などを集いながら実施することを決めた。
5月18日に行われた同校の運動会では、修復金を集める事業の一環として新成会が飲料水の販売を実施した。百武さんは「私も卒業生。今でも”心も強くからだも強い”というフレーズが記憶に残っている。大人になっても忘れない西條さんの校歌をこれからも残せたら」と話している。川崎校長は「地域の方々が協力してくれるおかげで実現できるプロジェクト。大変ありがたい」と感謝している。
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4月19日
4月12日