小杉神社例大祭 神輿2基、初の同時宮だし 奉賛会60年「新旧住民の交流を」
9月14、15日に例大祭を行う小杉神社奉賛会(原修一会長)では、発足60周年を祝い、2基の神輿を初めて同時に宮だしする。大勢で担ぐことで、新旧住民の交流を深め地元を盛り上げていきたいとしている。
今回宮だしするのは初代神輿と2代目神輿の2基。
小杉神社に初めて神輿が奉納されたのは昭和2年、横浜鶴見の縁者から寄贈されたものだった。その後、昭和24年まで担がれてきたが、傷みが目立つようになり、しばらく倉庫に保存されたままとなった。その後、地元住民らは自らの手づくりによる神輿を作ろうと、昭和55年から2代目の制作に着手。7年の歳月をかけ、初代神輿の2倍以上となる重さ1トン、当時市内最大といわれた神輿を昭和61年に奉納した。以降、例大祭などの行事にはこの2代目神輿が主に担がれてきた。
今年、小杉神社奉賛会が発足60周年を迎え、20年に一度の伊勢神宮式年遷宮にもあたることから、「2基の神輿を同時に宮だししてはどうか」との話が浮上。関係者の間でも「これを機に地元をもっと盛り上げよう」との見解で一致し、初代神輿の修理を行うなど準備をすすめてきた。
求む、担ぎ手
課題は、担ぎ手の確保だ。昨年例大祭に訪れたのは約400人。うち神輿を担いだのは100人ほどだったというが、今年2基宮だしとなると、その約2倍の担ぎ手が必要という。奉賛会では地元町会に呼びかけるなど、担ぎ手を募集している。原会長は「地元の方は誰でも参加可能。新しい住民も増えてきており、旧住民と交流を深める意味でも、大勢で担いで地元を盛り上げたい」と話している。
宮だしは15日8時から
神輿の宮だしは、9月15日(日)午前8時から。午後4時過ぎには、中公園から神社まで一之神輿(初代)、二之神輿(2代目)の順に渡御し、午後5時に宮入り予定。担ぎ手の服装は自由。
(問)遠藤芳廣さん(【電話】090・4050・2461)。
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