障害者が独自コーヒー開発 「心の健康」視点にブレンド
精神障害者の働く場として、NPO法人レジスト(斉藤剛理事長)が運営する「川崎市指定就労継続型B事業所レジネス」で、気分や体調に合わせて飲める独自のコーヒーを開発した。
今回開発したコーヒーは、カフェインを97%カットし、服薬者や妊婦でも安心して飲める「カフェインレス」と深みや酸味のバランスがよく、リラックスできる「カルムブレンド」、酸味が特徴的で、スッキリとして集中力UPの効果が期待できる「クリアブレンド」の3種類。いずれも同事業所に通所する精神障害者が「気分が安定しない」という精神障害者の持つ悩みを基に、「心の健康」を視点に開発した。
コーヒーづくりを管理する高木良さんは、以前は精神的な不安から引きこもり支援機関に通っていたというが、今回の開発に携わりやりがいを感じており、「お客さんに美味しいって言ってもらえる喜びを知ってしまうと引きこもってなんかいられない」と今では、約25人の通所者らのまとめ役にもなっているという。斉藤代表は「障害を抱えていても誰もが働ける対等な社会を目指している。高木さんみたいに自信を持ってもらえることが大きな1歩になる」と話す。
なおコーヒーは同事業所(中原区木月3の50の22)かHP「ペガサスマルシェ」で購入できる。
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4月19日
4月12日