民主党市議団市政レポートNo.34 東京五輪で、川崎の子供達に夢を! 川崎市議会議員 おしもと よしじ
今月、56年振りの東京オリンピック・パラリンピック開催が決定し、喜ばれた方も多いと思います。私もこれまで、東京都が行う招致PR用ピンバッジの配布活動に協力し、中原区少年サッカー連盟等を通じて貢献してきたので、大変嬉しく思います。しかしながら、開催が決まっても、被災地の現状や避難されている方々の暮らしが何か劇的に変わるわけでなく、福島第一原発に汚染水、風評被害…など、被災地に寄り添い一つひとつの積み重ねでしか復興は成し遂げられません。浮足立つことなく問題と対峙し、2020年には本当の『復興の姿』を世界に発信するためにも、その取り組みと使命が課せられたことを国民全員で共有したいと改めて感じました。
さて、開催決定を契機に、国内のスポーツ振興の機運が高まりを見せており、川崎市においても例外ではありません。本市は、競技会場や羽田空港からのアクセスに優れており、直前合宿の誘致や練習会場の提供が期待されています。私は、今週24日の決算審査特別委員会のなかで、出場を夢見る本市の子供達へのスポーツの普及・振興と育成・強化を担う『川崎市スポーツ協会』と国内でも有数のビーチバレー場が整備されている『川崎マリエン』について質疑し、その取り組みと活用策を質しました。担当の砂田副市長は、直前合宿の誘致について九都県市と連携しながら、東京都に設立される運営組織の動向等も踏まえ出来るだけ早く検討するとしており、東扇島の川崎マリエンについては、現在、認定を受ける16年リオデジャネイロオリンピック・ビーチバレー競技強化センターの継続を20年まで延長するよう関係機関に働きかけるとともに、東京オリンピックで競技会場に予定されている品川区『潮風公園』に首都高速湾岸線で直結するアクセス(直線距離で約20Km)を活かし、「練習会場の提供に効果的な誘致活動を行う」と港湾局長が答弁し、積極的な姿勢が示されました。
7年後、上記のような取り組みが実り、ここ川崎の地から羽ばたいてオリンピックの大舞台で活躍するアスリートの姿をそのまた次世代の子供達が身近で見ることの出来る機会というのは、本市のみならず日本のスポーツ界の将来にとって大きな意義を持ちます。この機運を捉え、隣接自治体である本市の強みを最大限活かした取り組みを進めて参ります。
市議・押本吉司
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3月22日
3月15日