民主党市議団市政レポートNo.37 ”考え提案する”議会へ、その課題とは… 川崎市議会議員 おしもと よしじ
認めるだけの議会から”考え提案する”議会へ
児童虐待は、子どもの心身の成長や人格形成に影響を与え、将来に渡り子どもを苦しめ、最悪の場合、生命をも奪うこととなる重大な人権侵害です。しかし、全国の児童相談所における相談件数は、児童虐待法施行前(平成11年度)に比べて5倍以上となり、本市においても、その件数は、同法施行前の170件から増加し続けており、平成23年度においては1320件となり、さらには死亡事例が3件発生するなど、児童虐待防止の対策の充実が求められています。このような状況を受け、防止の施策推進と、子どもの安全と健やかな成長が守られる社会形成を目的として、市、市民、保護者及び関係機関の責務などを定めた『川崎市子どもを虐待から守る条例』を各会派共同の議員提出条例として昨年10月に制定し、今年4月1日より施行致しました。
提出条例制定後の課題も…
この条例の第13条においては、毎年11月を児童虐待防止推進月間と定めており、関係機関が連携してその趣旨にふさわしい事業を実施するよう明記されていることから市内の各所要ターミナルにおいて『統一啓発活動』が開催されました。その中で、私は13日に地元中原区のJR武蔵小杉駅連絡通路で行われた啓発活動に参加、啓発リーフレットを配布し、区民を始め多くの皆様にお受け取り頂きました=写真。しかし、残念なことに議員提出条例として制定されたものの、この中原区の活動に参加した議員は、私のみで議会が自ら考え提案してきた経緯やその本質に疑問符が付く事態となり、非常に残念でなりません。また、街頭に立って感じたことは、本条例の認知度について、まだまだ低い状況にありますので、このような活動を促し、条例の趣旨である児童虐待の防止と、家庭や地域における子どもを虐待から守る様々な取り組みについて、議会が率先してPRして参りたいと思います。(児童虐待を見聞きしたら、川崎市児童虐待防止センターへ。【フリーダイヤル】0120・874・124/24時間無料通話)
市議・押本吉司
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3月29日
3月22日