「熱中」が長生きのコツ 藤沼三喜子さん90歳
大正12年、関東大震災の年に生まれ、大正・昭和・平成の3時代を生きてきた。背筋を伸ばし、歩く姿は90歳には思えない。
朝は7時に起床し、夜は9時に就寝。3食しっかりとり、あまり間食はしない。夏はビールを一杯。2週間に1回はかかりつけ医に行って体調チェックを欠かさない。「今まで病気したことは数えるほどしかない。風邪も本格的にこじらせる前に治しちゃう」と話す。
健康で楽しく過ごすコツは「新しいものになんでもチャレンジすること。そしてその全てを納得するまでやりきること。やっぱり一度始めたら行けるとこまでいかないと」。書道、民謡、大正琴、編み物、ゴルフ、カラオケ、ボウリングに社交ダンスと趣味の幅は広く、またいずれもテレビコンテスト優勝や町会の大会で優勝経験があるなどハイレベル。中でも大正琴は上級師範の資格を持つほどで日本武道館やNHKホールでも披露したという。「大正琴で川崎市長賞を頂いた時は本当に嬉しかった」と振り返る。
また、現在は4年前に始めた短歌に夢中。「女学生時代から短歌は好きだったので、本格的に始めてみようと思った。百人一首ではなく、一人百首。百句目指して頑張っています。雑誌や広報誌などに送ったりもしているんですよ。何かやり始めるのに時間や年齢は関係ない。何にでも夢中になってやりきることが、毎日元気で楽しく過ごす刺激になるんじゃないかな」と長生きの秘訣を話す。
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4月19日
4月12日