市政レポート 市内初、病児保育施設について 川崎市議会議員 松川 正二郎
夏になると子どもの患者数が増えるのが、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱(咽頭結膜熱)です。今年は手足口病とヘルパンギーナの感染が増加傾向で、7・8月に流行のピークを迎えます。感染発症した児童は、感染予防により保育所などに出席できないことがあります。中でもプール熱は、「学校保健安全法」でインフルエンザ同等に規定される感染症で、医師からの治癒証明書がなければ出席することができません。保育所の健康診断や保健的対応についてはこの法律に準拠して行われています。
「仕事で休めず」8割
一方、本年2月に発表された川崎市子ども子育て支援に関する調査報告書において、就学前の子どもが休んだときの対処方法として「就労している母親が休んで看た」が最も多く62・0%で、その対処日数は年間5日と10日が約18%ずつとなっています。また、就労している父親・母親以外の親族等が看る場合の理由として、「仕事が忙しくて休めない」が79・2%、「子どもの看護を理由に休みがとれない」が25・5%という結果も出ています。
そこで、病児看護と就労の両立を支援するのが病児保育事業です。本年4月川崎市医師会に運営委託され市内初の医療機関併設型施設が区内に開設されました。手続きや申込み、施設稼働率やキャンセル率など課題はありますが、より機能的にそして安定的に運営できるよう今後も注視して参ります。
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3月29日
3月22日