第5期区民会議の委員長に就任した 板倉 徹さん 新丸子東在住 72歳
「突きつめる性分」で舵取る
○…委員長に選ばれたことについて、「本当は逃げたかったのだけど」と笑うが、「子どもの成長に合わせた環境整備など地域のコミュニティづくりが重要」と早くも課題を示し、区民会議を牽引するという姿勢を見せる。このほど、就任後初となる第1回目の本会議を終えた。「新しい方もいらっしゃる中で、様々な意見が活発に出るようになれば」と話す。
〇…個人的に最も興味があり注力していきたいことは環境問題。宇宙関係の仕事を定年でリタイアした後、「何か新しいことをやろうと思って『川崎市民アカデミー』の環境講座を受講したことがきっかけ。環境を選んだことに特に理由はなかったんだけどね。有志で集まり工場見学に行ったり、講座を開いたりしてどんどんのめりこんでいった」と振り返る。その後、まちづくり推進委員会の委員長、川崎市の環境・公害問題を考える特定非営利団体フューチャーネットワークの副委員長を兼任。「理系の性分だろうね。一度首を突っ込むと、とことん突きつめたくなるんだよね」と苦笑い。「やはり、自分が生まれ育った地域のために何かしたいという気持ちが強い」と話す。
〇…休みの日はハイキングを楽しむ。「月に1度仲間と一緒に大山などを登るのが楽しみ」。家族は妻と息子が二人。「奥さんは海外旅行に出かけることが多いから、お互い自分の趣味をバラバラに楽しんでるね」と話すが、「50年近く連れ添っているから、まあ、仲はいいかな」と照れたように笑う。
〇…今後の区民会議について「区には200ほど団体があるのでそれらの活動をネットワーク化していきたい」と話す。人口減の国で人が増え続けている区内において「異質な地域なので、ショッピングモールと商店街の共存など、特有の問題も柔軟に考えていかなければならない。先を見据えて一つ一つ考えていきたい」。
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4月19日
4月12日