クリニックやコンビニなどが入った複合商業施設「セントア武蔵小杉A棟」がこのほど完成し、小杉三丁目中央地区の再開発が終了した。2月6日には、この地区の再開発に尽力してきた地権者や企業関係者らによって竣工披露祝賀会が川崎日航ホテルで開催された=写真。
セントア武蔵小杉A棟は、小杉駅から区役所に向かう途中のJR南武線沿いに建てられた地上3階建ての商業施設。コンビニや画廊、薬局などが入り、さらには内科・歯科・耳鼻咽喉科・小児科・レディースクリニックと医療施設が充実した。
2013年11月には同地の隣にB棟が先行して開設されており、飲食店や不動産、スポーツジム、理容室、音楽教室、歯科医院、保険ショップ、税理士事務所などが開設している。今回A棟が完成したことで様々な業種の31の企業や店舗が揃い、魅力的な複合商業施設となった。
また、セントア武蔵小杉が建つ三丁目中央地区は、約600戸のマンションや保育所、隣接する区役所の駐車場などがコンパクトにまとまった利便性の高いエリアとなった。
祝賀会、盛大に
小杉三丁目中央地区の再開発は、元々住んでいた住民らが主体となって進めてきた一大プロジェクト。2000年に初めての会合を開き、その後、小杉三丁目中央地区再開発組合を発足、準備会議などを経て、2011年5月から44ヵ月の工事期間の末、今回の竣工祝賀会に至った。
式には、地権者や関係者、市長、区長ら約300人が出席。鏡開きが用意され盛大に行われた。
組合の伊藤圭介理事長は「約150人の住民の総意で進めることができた。今日は武蔵小杉に新しいまちが誕生した門出の日。今後もまちを一生懸命育てていきたい」と話した。
また、これまで大規模な再開発を多数手掛けてきた野村不動産(株)開発企画本部長の畑田実さんは「コンパクトシティな街づくりはこれからの街づくりにおいて必要不可欠。まちづくりは建物が完成して終わりではなく、これからが本番です」とエールを送った。
さらに来賓の福田紀彦市長は「これで小杉の4つの開発のうち3つが竣工した。小杉の発展は川崎の誇り。名実ともに発展するように願っている」と述べた。
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