市政報告 川崎らしい空家対策【2】〜将来課題の切り札に 川崎市議会議員 吉岡 としすけ
川崎市は少子高齢化が叫ばれる日本にあって人口が増加している数少ない都市です。しかし、市の将来推計によると平成42年頃、人口のピークを迎えます。その後、全国の人口減少の影響で急激に人口が減少すると推計されています。
■空家は大きな財産
将来、川崎でも多くの流入人口を支えていた住宅に空家が多くなるだろうと想定されています。平成27年の現在でも、中原区内には約1万棟もの空き家が有ると推計されています。人口密度が高く、公共に使える土地がほとんど無い中原区では空き家は大切な財産と言えるでしょう。
■活用こそ活力源
この空家活用が将来の公益的費用を低減させ、川崎市が抱える将来課題の切り札になるのではないでしょうか。すなわち、【1】子育て支援策の充実、【2】高齢者の暮らしに安心と充実した日々の提供、【3】街の安心と安全の提供、それぞれをバランスよく実現すると云う課題の切り札として持ち主と行政、そして市民の3者で活用をすることが重要だろうと考えています。
■想定される活用は?
活用はまず、子育て応援住宅はどうでしょうか。お子さんが成長するにつれ生活音は大きくなります。この生活音が近隣トラブルを引き起こし、のびのびと子育てする障害になっている現状もあります。このような状況を解消する切り札になるかもしれません。また、高齢者の一人住まいの方も増加をされています。介護サービス付きのシェアハウスやケアハウスとして住み慣れた地域に近いところで暮らし続けられる拠点にしたり、ご近所の方たちが気楽に集えるコミュニティハウスとしての活用も考えられます。
■今後どうする?
このように活用は不動産市場に返すだけでは「もったいない」と思っています。持ち主の協力を得られるルールを明確にすることが重要と考えています。このためには条例など検討し、定めて行く事も重要と考えています。
何にもまして持ち主の皆さんの協力を得やすい、また、公平な制度を目指してまいります
吉岡としすけ
川崎市中原区苅宿46-19
TEL:044-431-6564
FAX:044-411-0558
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3月29日
3月22日