神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2015年5月29日 エリアトップへ

川崎市 小型家電を宅配で回収へ 都市鉱山を有効に活用

社会

公開:2015年5月29日

  • LINE
  • hatena

 宅配便を使って家庭に眠る小型家電のレアメタルを効率よく回収――。川崎市は今月13日、家電リサイクルを手掛けるリネットジャパン(株)と協定を結び、宅配便による小型家電の回収を始めた。

協定の背景に低い回収率

 携帯電話やデジタルカメラ、ゲーム機などの小型家電には銅や金、銀のほか、レアメタルといわれる希少金属が含まれている。日本全体で年間に廃棄される小型家電は約65・1万トンと推定される。その中に含まれる有用な金属などは約27・9万トンで金額にして約844億円分に上るという。

 ただ、これまで約半分が廃棄物として埋め立て処分され、約2割が違法な回収業者によって不適正に処理されていた。さらに相当量の小型家電が廃棄されずに家庭内にあるとみられる。

 こうした背景から、国は「小型家電リサイクル法」を制定し、13年4月1日に施行。国は15年度中の指針として、国民1人あたり1キログラムの小型家電の回収をすることを示した。

 川崎市では、13年10月から回収を開始。区役所や生活環境事業所など市内18カ所の拠点で回収事業を行ってきたが、なかなか回収が進まなかった経緯がある。14年度の川崎市の実績は4261キログラムで指針とは程遠いのが実情だ。

申し込みはインターネットで

 今回の協定は「市民の排出方法の選択肢を広げる」のが目的。インターネットで申し込むと宅配業者が回収する仕組みで、回収対象はパソコンや携帯電話、プリンター、DVDプレーヤーなど400品目以上。3辺合計140センチの箱に入れて重量20キロ以内であれば何点でも回収可能。但し、回収費用として1箱880円(税別)かかる。

 リサイクルマークの無いパソコンは廃棄処分に料金がかかるため、市の担当者は、「リ社は国の認定事業者で信頼ができ、有料になるが依頼すればデータ適正消去等の証明書ももらえる」とメリットを強調する。

中原区版のローカルニュース最新6

地域医療支援病院に

井田病院

地域医療支援病院に

紹介率など要件クリア

4月25日

50年の歴史 写真・動画で

50年の歴史 写真・動画で

中原市民館が募集

4月24日

下新城 2年ぶり優勝

下新城 2年ぶり優勝

中子連ドッヂボール大会

4月23日

精神疾患者 支援を考える

精神疾患者 支援を考える

5月14日 市総合自治会館

4月22日

子ども向け絵本講座

子ども向け絵本講座

5月、中原市民館で

4月20日

人口155万人を突破

川崎市

人口155万人を突破

政令自治体で6位の規模

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook