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マイコプラズマ肺炎・アレルギー 「止まらない咳」の原因は? 取材協力/すずき耳鼻咽喉科クリニック〈いびきのご相談〉
平成23年、24年に大流行した「マイコプラズマ肺炎」が、今年は全国的に増加傾向にあるという。すずき耳鼻咽喉科クリニック〈いびきの相談〉の鈴木敏幸院長に話を聞いた。
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎は細菌による呼吸器系の感染症。長引く乾いた咳と発熱が特徴で、治療しないと重症化し、重い肺炎や髄膜炎、脳炎を引き起こす可能性もある。感染経路は風邪やインフルエンザと同じで患者のくしゃみや咳を通しての飛沫感染があげられる。
「初期症状が風邪と似ており、潜伏期間は2〜3週間程度。患者の8割が14歳以下の子どもです。学校や職場など一定数以上が集まる場所で広がることが多く、予防には手洗い・うがいが有効です」と鈴木院長。ピークは12月から1月のため、今後も動向に注意が必要とのこと。
また、苦しい咳が長く続くと百日咳が疑われる。乳幼児の場合は、肺炎などを併発して重症化することもあるので、「なかなか改善しない場合は、専門医に相談し、原因の把握が必要」という。
アレルギーの可能性も
アレルギーが咳の症状を引き起こすこともある。鼻閉で口呼吸になり、のどが乾燥することで咳をおこす疾患にもなりやすくなる。対策として腫れた鼻粘膜を収縮させるラジオ波治療がある。鼻が詰まった状態でも治療でき、治療そのものは2分程度。6歳位から可能で、費用は保険適用で片鼻2700円。鈴木院長は「咳症状は多数みられるので、適切な治療をすることが重要です」と話している。
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4月19日
4月12日