下小田中小学校で10月24日、「宿泊体験キャンプ」が行われた。同小学校おやじの会が企画したイベントで、今年で4回目の開催。同会会長の石山壮久さんは「東日本大震災から4年、当時の記憶が薄れている人も多いのでは。低学年のお子さんは、当時まだ幼く震災の大変さ自体、記憶がないかもしれない。この機会に防災備品や食料などの再確認を促すきっかけになれば」と、企画の目的を話す。
当日は、約70人の親子が参加。まずは発電体験工作を行った。苦戦する子どもたちは「オヤジ」に相談。石山莉子さん(小4)は「パパは頼りになる」と笑顔。やっと仕上がった発電機の小さな豆電球を見て「ちっちゃい」と嘆き、普段の電気の大切さを実感した様子だった。
学校内の備蓄品の確認後は野外でカレーを調理。キャンプ用品などを使って準備した。慣れない野外での作業の上、夕方からは電灯を照らしながら悪戦苦闘。出来あがったカレーは格別なのか、笑顔溢れる食事タイムとなった。「明かりや火を手に入れる大変さを親子で実感できたと思う。是非各家庭で改めて震災などに備えて欲しい」と、石山会長は話した。
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